猫背を矯正
姿勢をチェック
姿見の前に立ち、まず自分がどのような姿勢になっているかチェックしてみて下さい。
人は今の自分の姿勢を普通だと思っています。左右・前後、どこかへ重心が偏倚していますが、重心位置を正しい位置に戻すと傾いているように感じています。
しかし、それはそのように感じているだけですので、実際のまっすぐは目で見て確認しないとわかりません。
鏡に対し、右か左を向いて、耳・肩・骨盤横の出っ張った部分、膝、くるぶしが一直線で並んでいるかを確認してください。
また、その時に床から垂直な直線であることも確認して下さい。
1日何回などはありませんが気がついたらやると良いと思います。玄関先に鏡を置き、外出時・帰宅時にチェックするだけでも構いません。
2.腹筋を働かせる
腹筋が働く・働かないは、筋力の強さとは関係ありません。ですから、腹筋が働いていないなら鍛えないと…とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんがどれだけ筋力が強くなっても働き始めません。
腹筋が働く条件は適度な長さにキープされている事です。
つまり、猫背の方は腹筋が縮こまっており、そのままの状態では腹筋は働きません。
私はお客様へ「丹田(おへそより5センチ下)とみぞおちを引き延ばす様に肋骨を持ち上げて下さい。」とお伝えしています。
深呼吸と同時にやると、一回の吸う量も増えて効果的です。
可能であれば1時間おきに2〜3回やってみて下さい。
3.胸椎のストレッチをする
実は自分で意識して伸ばす事が少ないのが胸椎です。しかも長年猫背で生きていると胸椎の動きが悪くなり、可動域が縮まっています。
可動域が縮まっていたら猫背は治りませんので、伸ばす必要があります。
その為のストレッチなのですが、簡単です。胸椎の丸まった部分にバスタオルを丸めたものを当て、仰向けで寝て下さい。
1日10分ほど、その姿勢をとるだけで構いません。寝ている間携帯を触っていても、見にくいですがテレビを見てもらっても大丈夫です。
ただ寝転がるだけですのでやってみて下さい。