だてマスク

■街はマスクだらけ

日に日に寒さが増し、道行く人もコートにマフラー、そして手袋と完全防備で歩いています。最近では、それに加えマスクをしている人も増えました。電車に乗ると、見わたす限りマスク、マスク、マスクなんて光景も。

■百花繚乱のマスク業界

試しにドラッグストアに足を運んででマスク売り場を見てみると、種類の充実ぶりに驚きます。一昔前のオールドタイプのガーゼマスクは影をひそめ、使い捨て 派が主流に。広がって顔にフィットするプリーツタイプや、立体構造の3Dタイプなどが隆盛を極めています。これなどは、鼻から口にかけて顔の半分がしっか りと覆われる設計です。

そのほか、アロマの香り付き、保湿効果付き、耳が痛くならない、めがねがくもらない・・・など、マスクについて考え得る不快感はすべて取り除こうという意気込みすら感じられます。

いっぽう、使い捨てが流行すれば、そのリバウンドとしてエコ派も黙っていないのは時代の必然。おしゃれな布を使ってデザインされた、何度も洗って使えるエコロジーなマスクなども話題。空前のマスク多様化時代に突入しています。

それにともない値段も手頃に。「箱買い」して、毎日つけるユーザーも少なくありません。

■予防、美容、防寒、そして……

本来は風邪をひいた人が、自分の呼気を周囲にまき散らさないためのものだったマスク。それが次第に、そうしたウィルスから自分を守るための予防に目的がシ フトしています。身の回りでも、出会うとマスクをしているので「風邪?」とおそるおそる(心配ではなく(笑))聞くと「予防です」と答えられ、安心する、 という光景が多くなっています。また、春先には花粉症対策としても重宝されます。

ところが最近はその用途・目的がさらに多様化。女性の間では「マスクをするだけで保湿効果があって肌がうるおう」「すっぴんを隠せる」「紫外線対策」など本来の目的プラスアルファの効果も狙っている様子。美容アイテムとしても注目が集まっています。

さらには「防寒」目的も見逃せません。あまりの寒さに、覆えるところは全部覆おうと考えると、顔だけは無防備になりがち。そんなときに便利なのがマスクというわけ。美容にも予防にも関心がない男性でも、防寒アイテムとして重宝し始めています。

■隠された深層心理

このような「風邪も引いてないのにマスクをつける」というのは、「目が悪くないのにメガネをかける」のと同じ。いわば「だてマスク」とも呼ぶべき習慣です。

この習慣には、これまで挙げた目的以外にも、ある微妙な深層心理が隠れています。

それは「自己防衛本能」。

周囲の世界と自分を遮断することで、自分を安全な立場に起き、余裕を持って外界と接することができる。顔を覆い尽くすことで、他者からの視線も逃れることができるいっぽうで、自分は相手のすべてをチェック可能。

これは、ひところ若い女性たちの間でサングラスが流行った際によく言われた「サングラスをすると自分が強くなったような気がする」という理由と似た効果です。

■芸能人の定番「サングラス」に「だてマスク」

目が悪くないのにメガネをする。まぶしくないのにサングラスをかける。風邪を引いてないのにマスクをする。どれも同じ「防衛効果」があります。

そう考えてみると、芸能人などは昔からサングラス(あるいは大ぶりのメガネ)にマスク、というセットでプライバシーを守ってきたわけです。最近では、マスクをして目元だけ芸能人に似せる「ざわちんメイク」も、話題になっていますね。

普通の人がいきなりサングラスやだてメガネをするのは、おしゃれすぎて抵抗がある。それを不自然でなく行えるのが、冬の季節、というわけです。

参照 http://www.scienceplus2ch.com/archives/4954897.html

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