可愛い動物のもう一つの怖さ

動物が持つ常在菌やウイルスから感染する病気は動物由来感染症(ズーノーシス、人獣共通感染症)と呼ばれる。イヌやネコなど
身近なペットからの感染例も多く、特に免疫力の弱い高齢者や乳幼児、妊婦は注意が必要だ。(佐々木詩)

■200種類以上

「ヒツジ、大きくて怖いー」「こっちにおいで、エサあるよー」。大阪市天王寺区の「天王寺動物園」。ヒツジやヤギにエサやり体験ができるコーナーでは、 子供たちが歓声を上げながら動物と触れ合っていた。エサを渡す際には、職員が「終わったら必ず手を洗うんだよ」と声かけ。同園職員の榊原安昭さんは「必ず 声をかけています。エサ売り場の隣には手洗い場も設けています」。ズーノーシス予防のためだ。

世界保健機関(WHO)はズーノーシスを「脊椎動物と人間との間で自然に移行するすべての病気または感染」と定義し、世界に200種類以上あるとしてい る。病原体の伝播(でんぱ)には動物にかまれたり、ひっかかれたりすることで感染する直接伝播と、動物を触ったりすることでダニなどを通して症状が現れる 間接伝播の2種類がある。エボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)のように有効な治療法が開発されていないものもある。

日本の場合、諸外国に比べると、動物からの感染症は比較的少ないとされている。それでも、身近なペットからの感染例は多い。

■散歩の後は清潔に

大阪市東成区の「おざさ動物病院」。10月中旬、「皮膚に炎症がある」と飼い主が小型犬を連れてきた。診察の結果、「皮膚真菌症」と判明。カビによって 炎症が起きていた。同院の小笹孝道院長が確認すると、飼い主も、腕にかゆみが出ていた。ペットが皮膚炎を起こすだけではなく、ペットを介して人間にも感染 していたのだ。「動物だと子犬や子猫が発症しやすい。人間も抵抗力の低い子供やお年寄りに症状が出ることが多いようです」

厚生労働省の「愛玩動物の衛生管理の徹底に関するガイドライン」では、ペットを介する主なズーノーシスを挙げて注意を呼びかけている。
ペットの糞から感染し、内臓や目に症状が現れる「イヌ・ネコ回虫症」、ネコの糞などから感染し妊婦が感染すると胎児に障害をもたらす「トキソプラズマ 症」、イヌ、ネコの口腔(こうくう)内にいる常在菌で、人間の皮膚の化膿(かのう)や呼吸器疾患などを起こす「パスツレラ症」などがある。
小笹院長は「散歩の後は足を拭いてブラッシングをしてあげる。シャンプーや歯磨きも定期的に行い清潔に保つことが、人間への感染予防にもつながります」と話す。

■過度の接触避けて

同ガイドラインなどによると、イヌ、ネコのほか、鳥の排泄(はいせつ)物などから感染し呼吸器系に症状が出る「オウム病」や、リスやハムスターなどから うつり、風邪のような症状が出る「野兎(やと)病」、爬虫(はちゅう)類からの「サルモネラ症」などもあるほか、移動動物園で牛を触ったことでO157に 感染する例もあったという。
大阪府動物愛護畜産課の武田雅人さんは「かわいいからといって、口移しでご飯をあげるといった過度の接触は避けてほしい。また、触った後にはしっかり手を洗うことが重要です」と予防法を話す。

野生動物の場合は、さらに、感染の危険が増す。武田さんは「身近なところで弱っている動物を見かけても、触らずに、行政などに連絡してください」と話 す。また、海外では国内にはない感染症も多いため、安易な動物との接触は避けた方がよいという。武田さんは「適切な距離で、動物と仲良く過ごしてほしい」 と話している。

参照 http://www.scienceplus2ch.com/archives/4905570.html

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